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ポーランドの国際詩人クリスティナ・ドンブロフスカ、 「京都文学レジデンシー」に初EUフェローとして参加

1012日、東京都内で、ドンブロフスカと四元康祐による詩の朗読&トークイベントを開催。

 

国際的に活躍するポーランドの詩人、エッセイスト、翻訳家のクリスティナ・ドンブロフスカ(Krystyna Dąbrowska)が、2024928日~1027日に京都で開催される「京都文学レジデンシー」にEUフェローとして参加します。EUフェローは、駐日欧州連合(EU)代表部が主催する文化事業の一環で、EU加盟国出身作家のために今回初めて設けられた枠です。今年の「京都文学レジデンシ―」の公募には、190人以上の応募があり、審査委員会による厳正な審査を経て参加者が決定されました。ドンブロフスカの参加は、EUと日本の文学交流を深める契機となることが期待されます。

また、駐日EU代表部は1012日(土)夜に、東京都内で、「ヨーロッパ文芸フェスティバル2024」のプログラムの一部として、クリスティナ・ドンブロフスカと日本の詩人の四元康祐による詩の朗読&トークイベント「隣は何をする人ぞ」を開催いたします。国際的に活動する両者には多くの共通点がありますが、特に際立つのは、旅人の精神と詩的言語を通じて、周囲を鋭く深く観察する姿勢です。ドンブロフスカも四元康祐も世界中の詩人と広範かつ活発なネットワークを築いてきました。

イベントのタイトル「隣は何をする人ぞ」は、ドンブロフスカの代表作の一つThe Face of My Neighbor」に応答し、松尾芭蕉の俳句を引用したもので、詩がミクロとマクロのスケールでどのように「他者」の存在を感じ取り、描き出すことができるのかという問いを投げかけています。当日、ドンブロフスカと四元は各自の詩を朗読しながら、「隣人」に対する詩的アプローチを展開し、現代における詩の可能性について語り合います。さらに、舞踏を軸としたパフォーマンスユニット「遊舞舎」とミュージシャンの千葉広樹も参加、朗読と音楽とダンスが交差するライブパフォーマンスをぜひご体験ください。本イベントはゲーテ・インスティトゥート東京が運営します。

また、本イベントに先立ち、クリスティナ・ドンブロフスカと四元康祐によるオンライン対談を、「ああいう、交遊、EU文学」ウェブサイトにて公開いたします。日本での対談への期待が高まる様子を是非お楽しみください。

 

  • クリスティーナ・ドンブロフスカ×四元康祐 詩の朗読&トークイベント

タイトル:「隣は何をする人ぞ」 

日時:1012日(土)19:0021:00

会場:ゲーテ・インスティトゥート東京、ホール

(〒107-0052 東京都港区赤坂7丁目5-56

言語:英語(日本語逐次通訳付)

登壇者・出演者(順不同):クリスティナ・ドンブロフスカ、四元康祐、千葉広樹、舞踏ユニット「遊舞舎」ダンサー

主催:駐日欧州連合代表部

運営:ゲーテ・インスティトゥート東京

予約リンクよりご予約をお願い致します。

https://face-of-my-neighbor.peatix.com

 

  • 登壇者プロフィール(順不同)

クリスティナ・ドンブロフスカ / Krystyna Dąbrowska(登壇者)

ポーランドのワルシャワを拠点に活動。著書として5冊の詩集を出版し、ポーランドで最も権威ある2つの文学賞Wisława Szymborska AwardおよびKościelski Award(2013年)、Literary Award of the Capital City of Warsaw(2019年)を受賞。また、Pushcart Prize(2024年)の受賞、Derek Walcott Poetry Prize(2022年)のファイナリストやNational Translation Award in Poetry (2023年)のロングリストに選ばれ、高い評価を得ている。詩は20以上の言語に翻訳され、多数の媒体に掲載されている。翻訳分野では、ノーベル文学賞を受賞した米国の詩人ルイーズ・グリュックをはじめ、主に英語圏の詩人のポーランド語訳に携わる。また、詩や芸術に関するエッセイストとして、さまざまな文化誌に定期的に寄稿している。

 

四元康祐 / Yasuhiro Yotsumoto(登壇者 兼 モデレーター)

1959年生まれ、詩人。主な詩集に『世界中年会議』(山本健吉文学賞、駿河梅花文学賞)、『噤みの午後』(萩原朔太郎賞)、『日本語の虜囚』(鮎川信夫賞)などがある。長くアメリカとドイツに暮らし、世界各地の詩祭に参加。2020年以降は拠点を日本に戻し、詩と音楽のライブイベント「Poetry Talks Live」を主催する他、大学で詩の授業を教えている。2023年には、アイオワ大学国際創作作家プログラムおよび香港バプテスト大学国際作家ワークショップに参加した。

 

千葉広樹 / Hiroki Chiba(出演者)

ベーシスト/作曲家。コントラバスによるクラシカルなサウンドとアトモスフェリックなエレクトロニクスを奏でる音楽家。これまでに4枚のソロアルバムをリリース。自身のバンドIsolation Music Trioの他、蓮沼執太フィル、優河with魔法バンド、サンガツ、スガダイロートリオなどのメンバーとしても活動する。また、arauchi yu (cero)、優河、Janis Crunchなどのプロデュースの他、ceroLuca Delphi、古川麦などのアレンジも手がける。UA、吉田省念、原摩利彦、岡田拓郎、Julia Shortreed、渡邊琢磨などと、ライヴベーシストとして共演。ポーランドのジャズトランペッターTomasz Dabrowskiのバンド”ad hoc”のメンバーとして2枚のアルバムをリリース。https://linktr.ee/Hirokichiba

 

遊舞舎 / Yubunsha(出演者)

舞踏家である優子と慶子、アーティスト・ドラマトゥルクの珠子のメンバーで舞踏を軸としたパフォーマンスユニット。映像作家や音楽家、詩人、研究者などを含む多様なアーティストとの共同制作に携わる傍ら、舞踏や郷土芸能をはじめとした舞踊文化における思想や精神性を探求し、創作活動を実施。現代において祈りの姿として立ち現われる身体について実作と探求を行う

 

京都文学レジデンシー実行委員会は、京都の大学に拠点を置く文学者のつながりから発足し、2022年の初回レジデンシーを目指し活動を開始しました。レジデンシーでは世界の作家・詩人・日本文学翻訳者が京都の街なかに長期滞在して構想・執筆に専念できる環境と、読者を含めた文学の担い手たちとの交流の場づくりを目指します。

 

欧州発の豊かで上質な文学の魅力をより多くの日本の読者に知ってもらうため、駐日欧州連合代表部が、在日EU加盟国大使館およびEUNIC JAPAN(在日EU加盟国文化機関)の協力の下、2017年から毎年秋に開催している文芸フェスティバル。講演やワークショップ、対談などを通じて作家や翻訳家およびその他文芸専門家が日本の読書家たちと書物への情熱を共有します。

 

(特命全権大使:ジャン=エリック・パケ、東京都港区)

1974年に設置された、日本においてEUを代表する外交機関。EU27加盟国の連携を図り、欧州の多様な歴史や文化を日本に紹介し、外交や貿易・投資、気候・エネルギー、デジタル技術および研究・イノベーションなどの分野において日・EU関係を促進する上で中心的な役割を果たしています。

 

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クレアブ株式会社   高橋茜

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