＜日本語仮抄訳＞

欧州連合（EU）理事会は本日、EUおよびその加盟国と日本との間の戦略的パートナーシップ協定（SPA）の締結に関する決定を採択した。この決定により、EU側において、両締約者が内部手続きを終え、相手側に通告した後に同協定が即時発効する道が開かれた。

本協定は、EUと日本間の初の二者間枠組み協定である。

この協定は、政治および分野別の協力強化のための包括的な枠組みを定めており、これにより、二者間、地域内および多国間の諸問題について、より緊密な政治・経済協力が保証される。

日・EU SPAを通じて、EUと日本は、ルールに基づく国際秩序を強化し、グローバル・ガバナンスを強化し、法の支配、民主主義、人権の尊重、開かれた市場および自由で公正な貿易といった共通の価値と原則を守ることを約束する。

同協定は、多国間の場における両者間の協議と協調を強化するための土台を整える。両者は、世界貿易機関を中核とするルールに基づく多国間貿易体制を守り、気候変動対策に関するパリ協定および持続可能な開発目標の実施を促進するために協力することを約束する。

二者間関係に関しては、本協定により、EUと日本は安全保障協力を推進し、テロや重大な国際犯罪に共同で取り組み、大量破壊兵器の拡散を防止することが可能になる。さらに日・EU SPAは、宇宙、情報通信技術、産業政策、エネルギー、運輸、教育、研究およびイノベーションなど、二者間の既存の分野別協力の全分野を強化する。

最後に、本協定は、両者間の連携全体を調整し、協定内の全テーマを議論する場となる合同委員会と、紛争処理手続きを規定する。

原文はこちらをご覧ください（英語）。

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