国際女性デーに寄せる、欧州委員会とEU外務・安全保障政策上級代表の声明
<日本語仮訳>
欧州委員会および欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表は、国際女性デーに際し、以下の声明を発表した。
「今日、政治における女性の割合は、われわれの多様な社会を代表するものにはまだほど遠い。一院制または下院制を取る議会における女性議員の割合は、現在、EU加盟国の平均で33%、世界全体では26.5%である。われわれは、女性の政治参画を鼓舞し、促進するために、さらなる努力を続けなければならない。
2024年は、世界中で選挙が行われる画期的な年であり、6月の欧州議会選挙で投票を行う4億人以上のEU市民を含む、40億人以上もの人々が票を投じることを求められている。 この国際女性デーにあたり、われわれは、選挙権が男性の特権であった時代に投票する権利を求めて闘った欧州の女性参政権運動家たちの勇気ある活動を称えるとともに、より公正で平等な社会の形成に一役買っている、あらゆる多様な女性たちに敬意を表する。
残念ながら、世界の多くの地域で女性はいまだに公的生活に参加することができず、意思決定や公的空間から完全に排除されている状況もある。あらゆる社会で、女性は差別に直面し続け、オンラインやオフラインで暴力を受けるリスクが高まっている。これは、特に女性の政治家、ジャーナリストおよび活動家、特に人権擁護者にとって深刻な問題だ。
『選挙の年』である今年、われわれは世界中の若い女性を含む全ての女性が投票権を行使し、社会における自分の居場所を主張し、政治生活に参加する力を得ることを奨めたい」
原文はこちらをご覧ください(英語)。
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