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EU理事会、新車の二酸化炭素排出に関する規則を採択

28.03.2023

EU News 044/2023

<日本語仮抄訳>

欧州連合(EU)理事会は本日、乗用車および小型商用車の新車の二酸化炭素排出性能基準をより厳しく設定する規則を採択した。この新規則は、運輸部門において排出量が最も多い道路輸送からの排出を削減することを目的としており、自動車業界におけるイノベーションの継続を確保しつつ、同業界がゼロエミッションモビリティに移行するための適切な後押しとなるものである。

新しいルールでは、以下の目標が設定される。

  • 2030年~2034年にかけて、新たに販売される乗用車の排出量を2021年比で55%、小型商用車の排出量を50%削減する
  • 2035年以降、新車および小型商用車の新車の排出量を100%削減する

2025年から2029年末まで、ゼロ・低排出車(ZLEV)に対する規制上のインセンティブ制度が導入さ れる予定だ。この制度の一環として、自動車メーカーがゼロ・低排出車の販売で一定の基準を満たした場合、より緩い排出削減目標を与えられるという「報い」を得ることができる。同基準値は、乗用車で25%、小型商用車で17%に設定される。

同規則には、合成燃料(e-fuels)に関する言及があり、欧州委員会はステークホルダーとの協議の後、EU法に準拠し、車両群の基準の範囲外であり、かつ気候中立を2050年に達成するというEUの目標に適合する、二酸化炭素中立燃料のみで走行する車両の登録に関する提案を行う予定だ。

原文はこちらをご覧ください(英語)。

 

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